子育て通信 バックナンバー
   

 

泣く子は丈夫な子、元気な子!

  (2003年5月1日)

保育園は、3月から4月という時期が一番慌しい時期です。
なにしろ、3月31日まで保育して、4月1日から新年度の保育です。
普段でも、記録を書いたり事務整理をする時間はないので、どうしても勤務時間外の個人の努力で諸準備することが多くなります。
その準備も、引き継ぎから新年度の室内装飾、環境作り、保育カリキュラム、を日々の保育をしながら進めなければいけません。
もっとも大切なのは、新年度の事業計画や保育、行事の話し合い。
せめて、全職員で思っても月1回の職員会議(3時間)が精一杯。
それも保育がありますので全職員一緒というわけには、いきません。
学校や幼稚園のように、保育の記録を書いたり、職員が話し合ったり研修する時間が欲しいです。
保護者からすると、いろんな課題への取組みが保育園って遅いのではないかと思っている方も多いことと思います。
保育って仕事は、意外と重労働で、拘束時間、目一杯、子どもの保育です。
勤務時間内でなんとか工夫しようと各クラス別の打ち合わせや給食献立、保健衛生、行事の打ち合わせを子どもの昼寝時を利用して平日に入れています。
そのため、月の半分以上は2〜3時打ち合わせ会議が入ります。
そうすると、保育の記録は書けなくなるという矛盾の繰り返しです。

大きい子どもたちも、特にぐんぐんさん(5才児)とっては、4月は保育園で一番大きいお兄さん、お姉さんになったという進級意識が強く芽生える時期です。
何かにつけて、振舞に自信やしっかりさが感じられるから面白いものです。
新しい環境にスムーズに慣れる子どももいれば、ちょっとした環境の変化が、気持ちを後退りさせる子どももいます。
以前は、かなり昔ですが4月というと1ヶ月間は子どもの泣き声が絶えないものでした。
新入園児は、最初の三日間で泣いた子どもは早く保育園に慣れる。
最初泣かない子どもの方が、慣れるのに長くかかるといったものですが、「泣く」ということは子どもにとって大事なことで、「違い」がわかる子なのです。
違いに気付きながら、新しい環境に自分の世界をつくっていくことが「慣れる」ということなので、どう大人がそこに繋げていくかということが4月の保育の課題ということになります。
最近、赤ちゃんが泣かなくなったという話もありますが、子どもにとっては、泣くことで、言葉を出し、筋肉を発達させ、自分の思いのサインを高めていくのです。
泣く子どもは手こずりますが、「泣く子」は丈夫な、元気な子なのです。

 

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