子育て通信 バックナンバー
   

 

プール熱と保育園

  (2003年9月1日)

 今年は梅雨明け宣言もなく、もう秋雨前線を迎えようとしています。
昨年の今頃は、1人、2人と熱のある子どもが8月下旬から出てきて、9月に入り一気にプール熱が広がりました。
今年の6月に全国的にプール熱が流行の兆しということで、昨年の反省、総括から職員会議、職員学習会を開き、新たに健康管理やプール管理を強めました。
その結果、塩素管理ひとつとっても10分おきに測定し、濃度を維持するためにはクラス保育士の他に職員を配置しなければできなかったりして、記録類も増えました
保護者にとっても毎日の検温、健康記録、感染を防ぐために毎日のバスタオル、水着の持ち帰りなど負担が多くなったことと思います。
今のところプール熱のお子さんは出ていないので、ひと安心なのですが、1日1プール1クラスだけの使用になったことと天候不順だったので、プール遊びの日がうんと減ってしまい「遊び」の面からするとちょっぴり複雑な気持ちです。
プール熱以外の「夏かぜ」と呼ばれる感染症が他の保育園では結構流行していて、クラス全員に広がったところもあるようですが、「こばと」では、あまり出ていませんし広がっていません。
子どもの健康管理では、「虫刺され」が目立ちました。また、虫刺されで赤く腫れたり、かゆくて引っ掻き傷ができたり、崩れたりして「とびひ」がうつったりがありました。
紫外線問題とあわせて、保育環境や個別の対応を改めて検討しなければと思っています。
感染症といえば、この冬に新型肺炎がまた流行すると警報が発せられています。インフルエンザもかなりの高率でかかります。
できるだけ問題を予測して、予防や対応の課題を検討したいと思います。そこで、今すぐに改善することとして「オムツ処理」を考えています。
布オムツの文化を継承したい気持ちや、便が子どもの健康を判断する大きな手がかりということで、今までオムツを家庭に持ち帰ってもらっていましたが、「感染予防」という面からは、不衛生であり、汚物を保育園に長時間置くことになりますので好ましくありません。
そのため、今後は園で時間を決めて処理をする方向で煮詰めたいと考えています。
ペーパータオルと同じように個別に使い捨てができるもので、保育園内に置かない方向で検討しています。
そのため、保育園で使用するオムツは、布オムツではなく紙オムツということになります。
環境問題や子どもとのかかわりでは布オムツの意味はあるのですが、感染を防ぐ対応を優先します。
できるだけ早く切り替えたいと思いますので、ご意見、要望等お知らせください。

 

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