子育て通信 バックナンバー
   

 

「お父さん、お母さん、僕(私)と遊んで!つまらないよ」

  (2003年10月1日)

 秋晴れの心地よい空気ともに、朝はもうストーブが欲しい季節となりました。
 10月は、スポーツ、読書、食欲と何でもチャレンジの月です。
 そういえば、この間、口げんかしていた子ども達が「お父さんもお母さんも休みなのに僕(私)と遊んでくれないからつまらない」と話していました。
 「ひとりで遊んでいなさい!」
「テレビやビデオを見ていなさい。私の仕事(余暇)の邪魔をしないでくれ」
「子どもと遊ぶなんて面倒くさい、疲れる」
「お父さん、お母さんは疲れているよ」
子どもが「遊んで」「遊ぼう」と言ってきた時、どんな返事をしていますか。
 ここ30年くらいの親子の姿を見ていると、むしろ最近のほうが親子の触れ合う、接する時間が減っているように思えます。
 保育園に入っている家庭は、共働き家庭が基本ですので、程度、度合いが違っても、お父さんは、家事や育児に参加、協力し合っている家庭が多いです。
 オレは知らんぞという方もいると思いますが、保育園でも機会あるごとに、赤ちゃんの時からのお父さんの育児、家事参加を呼びかけています。
 子どもの犯罪や、問題が起きる度に、その家庭背景としてワンパターン的に、父親の姿が見えない家庭、存在感が無い父親が報道され続けていますが、そういう傾向も結構あります。
 自分から進んで子どもと遊んだり、世話したりするお父さんは少数で、多くは、カミさんから言われてしぶしぶ立ち上がるお父さんが多いのではないでしょうか。男ってそんなものです(自分だけかな?)
 立ち上がっているお父さんはまだ良いほうで、子どもと遊んだり世話をするなんて男のこけんに関わるという時代遅れのお父さんもいるようです。
 そこで、お父さんへ質問

 お子さんと遊ぶことがありますか。
 お子さんの保育園でのクラスを知っていますか。
 担当保育士の名前を知っていますか。
 お子さんの好きな絵本を知っていますか。
 お子さんと2人だけで半日留守番ができますか。
 お父さんの帰りを喜んではしゃぎますか。
 お父さん、遊ぼうと寄ってきますか。
 お父さんだけで寝かしつけられますか。

 全部”まる”で当たり前のお父さんです。
仕事の忙しさに転嫁しないで、子どもと一緒に遊ぶ時間を作りましょう。
この秋が、我が子とのステキなふれあいの秋となりますように。

 

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