子育て通信 バックナンバー
   

 

落ち着いて食事していますか!?

  (2004年2月3日)

 「食べる」ことは、子どもの成長を支える大事な柱です。
その「食」をめぐって、気になることが年々増えています。
 好き嫌い、偏食、少食、朝ごはんの欠食、孤食(子ども一人だけの食事)などなどたくさんありますが、そんな中で、最近、富に話題に上がってきているのが「落ち着いて食べられない」現象があります。
 以前から、家庭では多くあったのですが、最近、保育園、学校給食中の問題として目立ってきています。
 家庭では、食事中、テレビがついていて、テレビに夢中で食べなかったり、好き嫌い、食事の前にお菓子やジュースなどを飲んでお腹がすいてなかったりで、遊んでしまうという背景が、割りとはっきりしています。
 保育園では、0,1歳のまだ小さい子どもが、少食、あそび食べなどありましたが、年齢と共に落ち着いて食べるという習慣が自然?と身につき、あまり苦労する事がありませんでした。
 それがここ数年、年齢の大きい子が目立ってきています。
 給食は、楽しく食べるのが基本なので、おしゃべりしながら食べるのですが、
・そのおしゃべりが止まる事がなく、催促されないと口に食べ物が入らない
・食事中、座って食べられないで、結構立ち歩く。
・“座って食べようね”と指導すると、「オシッコ」と給食中に何回か立ち歩こうと  する、または立ち歩く。
・箸や食器をたたいたりしてあそぶ。
などの現象が4,5才の子どもでも見られ、小学校でもあると聞いています。
発達的に落ち着きがないというより、食事の場面で落ち着きのない子どもが増えてきたというのが実感です。
 「月曜日が落ち着かない」という声がありますが、どうやら食べる意欲や、家庭での食事風景の変化と関係しているのではないでしょうか。
・子どもだけで食事させていませんか?
・子どもの好むものだけの食事になっていませんか?
・食事中にガミガミ注意していませんか?
・家族がそれぞれ違う食事をしていませんか?

 

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