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園長の子育て通信『育児力は、子どもごころを楽しむことから始めよう。』

  (2005年2月1日)

 今年は、雪や雨と変化の多い冬です。
 2月はもっとも寒さの厳しい時期ですが、同時に春の準備が始まる時期でもあり、ひとつの季節の節目です。
 2月といえば、我が家では節分です。
 正月の七草とともに子どもが大きくなってもこの行事だけは、どういう訳か続いています。
 「鬼は外、福は内」と豆をまきながら家族の健康と福がほしいのですね。
 伝承的な家族行事がだんだん少なくなっていきますが、忙しい時代だからこそ家族行事を楽しみたいと思います。
 さて、先日、テレビのニュースで『小学生のスポーツ塾』が放映されていまた。
 本来は中高年を対象にしたスポーツ教室として発足したのが、ビデオ・ゲームづけで外に出ることが少ない子や運動の苦手な子が多いことから、小学生を対象に体育学校を卒業した先生と子どものマンツーマンで運動技術(なわとびとかサッカーとか子どもが望むこと)を指導する塾です。
 90分で7000円。
 高いのか安いのか。とても要望があるそうです。
 親の評判もよく、遊び友達、遊ぶ時間は少ない中で子どもの相手になってくれる大人がいてくれてとても助かっている、という声があたくさんありました。
 秋田も、こんな風になるのでしょうか。
 育児力とは、子どもと関わる力です。
 ほめる、叱るとか「しつけ」とかありますが、基本は、子どもと一緒に何かを楽しむ。楽しめることではないでしょうか。
 それは「あそび」でもあります。
 ついつい、大人になったら忘れてしまった「子どもごころ」を子どもと一緒だからこそ、恥も外聞もなく、一緒に「楽しさ」を味わえたらと思います。
 子どものためにと考えず、何でもいいから大人の自分が楽しく感じ、楽しんでる笑顔を見せることが、子どもとの関係づくりのキーワードではないでしょうか。
そして、チョットゆとりをもって子どもの言葉や思いに耳を傾けられたら、新しい発見が出てきます。
 忙しいことをいいわけにせず、忙しいからこそ意識的に時間をつくって家族ぐるみの楽しみや家族旅行ができたらなぁ。
 乳幼児期の子どもは、ただ親と一緒にいるだけでもうれしいのです。
 まとわりつきたいのです。
 一緒に時間を過ごしたいのです。

 

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