昨年6月にリニューアルして再開した園文庫から、4冊の絵本を紹介します。
『ろくべえ まってろよ』 灰谷 健次郎 作 / 長 新太 絵
穴に落ちた犬のろくべえ。1年生の子どもたちは、いろいろな人に助けを求めますが、だれも手を貸してはくれません。
それならと自分たちで考えて、穴からの救出作戦をたてる子どもたち。
1年生ってすごい!と思う絵本です。
『てぶくろ』 ウクライナ民話 / ウラゲーニー・M・ラチョフ 作 / うちだ りさこ 訳
雪の野原に落ちていた手袋。最初にねずみが暮らし始め、動物たちが次々と加わります。その度に手袋が大きくなり、変わっていくのが面白いです。
動物たちのやりとりとともに頁をめくるのが楽しい冬のお話です。
『へへののもへじ』 高梨 明 文 / 林 明子 絵
リズミカルな言葉に乗って1日がくりひろげられます。どこのうちにでもある情景に共感する方も多いと思います。
普段の生活の中で、ふと、絵本の言葉を口ずさんでしまいそうになるくらい、読みやすい言葉も魅力的ですよ。
この絵本は、いま絶版になっているので本屋さんで買うことが出来ません。園文庫でお楽しみ下さい。
『だいくとおにろく』 松居 直 再話 / 赤羽 末吉 絵
節分が近いので鬼が登場する絵本も紹介します。
荒れた川に橋をかけて欲しいと頼まれた大工。鬼が助けてやるから、お礼におまえの目玉をよこせと言われ…。
怖いけれどもどこかユーモラスな鬼が赤羽末吉の筆で描かれています。
再話の魅力がたっぷりの1冊です。
《園文庫 集計→H19.6.19-12.18》
リニューアルしてから半年の間に貸し出された園文庫は『2,041冊』!でした。貸し出しベスト10の絵本は、・あっちゃんあがつく ・バムとケロのシリーズ ・かばんうりのガラゴのシリーズ ・ぶるどーざーとなかまたち ・はらぺこあおむし ・ずかんじどうしゃ ・11ぴきのねこシリーズ ・おばけなんてこわくない ・恐竜物語 ・がたんごとんがたんごとん です。
またシリーズものでは上記の他、・あかたろう(3巻) ・ピーマン村の絵本(8巻) ・いやだいやだ(4巻) ・ぞうくんのさんぽ(2巻) ・こぐまちゃん(5巻) ・やあ会えたね(3巻) などの絵本シリーズも人気がありました。
たくさんの絵本が貸し出されるのも、繰り返し見ても飽きない絵本の魅力なのではないでしょうか。ストーリーを親子で楽しんだり共有したり出来るのも、保育園時代の親子だこらこそと思います。
これからも園文庫をよろしく! |