子育て通信 バックナンバー
   

 

園長の本音トーク 10 『うし年は太陽の申し子』

  (2009年1月6日)

 年明けから暗い話はと思うのですが、世界的な金融不況は、我が家の子どもにも大きく影響しています。
 秋田での就職探しは初めから諦めていましたが、首都圏でもなかなか厳しい。
 私たち団塊世代の大量退職が続いているのに若い人の就職先がないというのはどういう理由でしょうか。
 正職員でも解雇が身近にあり、「明けましておめでとう」なんて、のん気なことを言っている場合じゃない心境です。
 そうそう、今年はうし年。
 うし年と言えば、冒頭の我が家の二番目はうし年です。
 「大きくなったら何になりたい?」と聞くと、4歳ぐらいまでは本気で「牛になる」と答えていました。
 うし年は太陽の申し子という本のキャッチフレーズがあり、美空ひばり、チャップリン、ナポレオンがうし年だそうです。
 わが子は、3歳ぐらいまでは全然手のかからない大人しい子でしたが、4歳から、わけもなく駄々をこねて大泣き、一旦泣くと泣き止むことができない、ついには貧血や顔が麻痺状態になり心配したけど無事、保育園を卒園。
 小学校入学後は、また、とても大人しく聞き分けの良い子に。
 自分なりの考え方を持っているが、自分から主張したり、声高にしゃべることはなく、他の人とぶつからず、関わらず?マイペースの学校生活。
 他の人からちょっと何を考えているのか分かりにくいと言われたようですが、とてもユーモラスでちゃっかりしている面も。
 小学校4年の時、バレーボール部に入部。バレーかバスケの2つしかスポ少がないのでバレーの方が楽だと思ったのが入部の理由とか。
 なかなか試合に出られる機会はなかったのですが、練習は1日も休まずコツコツ続けて、ストレスが溜まると家庭の中で大爆発。そんなところが、すっかり牛です。
 頑張ったかいがあって6年生の時、エースアタッカーとして県大会に出場ベスト8。
 最後の試合は負けましたが、基本的には人と争うことが嫌いでスパイクはいつも遠慮がちだった我が子もフルセットで熱くなった姿が今でも忘れられません。
 今は毎日、トマトと格闘しています。
 その子らしさは、それをプラスとして受け止めてくれる人との出会いによって開花するように思います。大人になっても、そういう出会いと自分らしさが発揮できるチャンスが与え
られる年になって欲しいと心から願っています。
 うし年、全員が太陽のように輝けますように。

 

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