こばとでも、10月中旬から新型インフルエンザ感染が始まり、その感染拡大の防止や予防に追われています。
今、秋田市全域で、警報域を大きく超え、連日、小・中・高校の学級閉鎖や学年が報道され、近隣小学校でも学年閉鎖が増えています。
0、1歳児や大人も感染していますが、今のところは3歳から20代までに集中している傾向が見られます。
インフルエンザが広がるにつれ、重症になったとの報告もあり心配が募ります。
市内に32ヵ所の認可民間保育園がありますが、そのうち26園で、園児の感染が確認されています。
特に、先週、先々週に急増しています。
認可民間保育園で構成している秋田市民間保育所協議会は、秋田市に新型インフルエンザ対策の緊急申し入れをしています。
その内容は、在宅の子どもを含めた全ての子どもへのワクチン接種費用の公的助成や保育園職員が新型ワクチン接種できること、感染情報の公開、関係者の研修や会議開催などです。
新型インフルエンザは、保育園の臨時休園という新たな対応を含んでいます。
これから季節性インフルエンザや多くの冬の感染症が広がるので、保育園の健康管理や保護者との対応は、ますます厳しい状況に直面しそうです。
なによりも、来年4、5月頃まで、流行が繰り返し繰り返し予測されることが最大の悩みでもあり、不安でもあるところです。
今回は、大変多くの家庭で登園自粛の協力をいただきましたが、何回もというと。
しかし、一方、休園が遅れることで感染がより広がることも避けなければなりません。
園内での感染拡大を防いでいくことと、個々の保護者の家庭状況や就労環境を考慮しての健康な子どもの保育継続をどう両立していくのか、難しい課題です。
子どもも大人も、全ての人に、安全な国産ワクチンを公費負担で1日も早く接種できるようにできないのでしょうか。
医療機関や体制をもっと充実できるよう、できないのでしょうか。
難しいことと思いますが、それらの根本の問題の抜本的な改善が図られないと、せっぱつまって、保育園と保護者がギスギスします。
1回で、全てのインフルエンザが予防できるワクチンはないもので
しょうか。
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